みなさんこんにちは。

本日は、北船場②コースの建築の推しポイントをご紹介いたします!

北船場②コースは大阪のビジネス街を回るコース。現代的なビルが立ち並ぶまちですが、モダン建築が自然に馴染んでいます。「モダン建築クロニクル」でご紹介している建築以外にもモダン建築が多いエリアなので、あたりを見渡しながら散策をしてみてくださいね。

①綿業会館

明治維新後、繊維業界発展のために設立された日本綿業倶楽部。その会員たちの社交場として誕生した建物で、現在はウェディングなどでも利用されています。定期的に見学会が行われているので、詳しくは公式HPをご参照ください。

基本情報

竣工年:1931年(昭和6年)
設計:渡辺節
所在地:大阪市中央区備後町2-5-8

推しポイント①

外見はシンプルですが、建物入り口の鉄の柵や重厚な扉は、豪華な内装を思わせるつくりになっています。中にどんな世界が広がっているのか、ワクワクしますね。

推しポイント②

内部はとても豪華絢爛で、部屋ごとに様式が異なります。建築当時は大阪が繁栄の盛りであった「大大阪時代」。その面影を感じることができます。写真奥の豪華なタイルについてはアプリ内で解説がありますので、ぜひ聴いてみてください。

②船場ビルディング

このビルは大阪初の、オフィスと住居を併せ持つ革新的なビルとして誕生しました。現在もオフィスビルとして利用されています。

基本情報

1925年(大正14年)
設計:村上徹一
所在地:大阪市中央区淡路町2-5-8

推しポイント①

2色のタイルの切り替え部分が可愛らしいモダンなビル。外観からは想像ができないかもしれませんが、入り口から奥へ進むと緑溢れるパティオ(中庭)があり、中世ヨーロッパを彷彿とさせます。

推しポイント②

屋根部分の三角の装飾はアールデコ様式の特徴です。こちらもさりげなく可愛らしさを演出していますね。

③伏見ビル

ホテルがまだ珍しかった大正時代に誕生したホテル建築です。アールデコ調の幾何学的なデザインが特徴的で、他にない雰囲気を持ち合わせています。

基本情報

竣工年:1923年(大正12年)
設計:長田岩次郎
所在地:大阪市中央区伏見町2-2-3

推しポイント①

シンプルな外観の中で目を引く、十文字と丸の装飾が特徴的です。

推しポイント②

階段状に建物の角から角へ向かうラインは、アールデコ装飾の特徴です。丸みのある角と相まって柔らかいイメージの建物です。

④青山ビル

伏見ビルのすぐ隣に並ぶ、実業家・野田源次郎の邸宅として誕生したビルです。

基本情報

竣工年:1921年(大正10年)
設計:大林組
所在地:大阪市中央区伏見町2-2-6

推しポイント①

外壁一面を覆う蔦が四季折々の表情を見せてくれるので、何度も訪れたくなりますね。以下の写真は緑が鮮やかな夏の様子です。

推しポイント②

蔦の間から覗く、ステンドグラスや窓の装飾がどこかミステリアスな雰囲気を醸し出しています。

本日のモダン建築推しポイントの紹介はここまで。ぜひこのブログとモダクロアプリを片手にモダン建築をめぐる「推し活」に出かけてみてはいかがでしょうか?暑い季節になってきましたので、まち歩きの際は水分補給と適度な休憩をお忘れなく。

来月も、北船場②コースに登場する建物を引き続きご紹介します。ぜひお楽しみに。

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