みなさんこんにちは。
本日も先月に引き続き、御所東コースに登場するモダン建築の推しポイントをご紹介いたします!
⑤日本基督教団 京都御幸町教会
日本メソヂスト教会の教会堂として生まれた建築。現在は、第二次世界大戦時にプロテスタントの教会が合同して誕生した「日本基督教団」の教会堂として使われています。
竣工年:1913年(大正2年)
設計:ヴォーリズ合名会社(ヴォーリズ建築事務所)
所在地:京都市中京区山本町434
推しポイント①
ゴシック様式で建てられているのが特徴の建築。尖塔アーチや、壁から飛び出したようなバットレスがその特徴です。
推しポイント②
レンガの積み方をよく見てみると、長いものと短いものが規則的に積まれています。丁寧に造られていることがよくわかりますね。
⑥島津製作所 創業記念資料館
島津製作所の創始者、初代島津源蔵が暮らし働いていた、住居兼本店だった場所です。島津製作所の「創業の地」と呼ばれています。
竣工年:南棟:1888年(明治21年)/北棟:1894年(明治27年)
設計:不詳
所在地:京都市中京区木屋町二条南
推しポイント①
一見すると和風の町家建築ですが、窓の形やステンドグラスなどに洋風の要素が見られます。
推しポイント②
島津製作所の社章であり、島津家の家紋でもある「丸に十字」の紋が至る所に施されています。
⑦フォーチュンガーデン京都(島津製作所河原町旧本社)
島津製作所が京都屈指の企業に成長した頃、河原町通に生まれた「島津製作所 河原町本社」。現在は結婚式場やレストランとして使われています。モダクロでは、五十島明くんがこの建物のリンクキャラクターです。
竣工年:1927年(昭和2年)
設計:荒川義夫、武田五一(監修)
所在地:京都市中京区一之船入町386-2
推しポイント①
一見装飾が少なくシンプルに見えますが、入り口部分のタイルの質感など、至る所に繊細なこだわりを見てとることができます。
推しポイント②
部屋ごとに異なる照明がどれも特徴的。空間の演出に重要な役割を果たしています。
⑧京都市庁舎 本館
フォーチュンガーデン京都(島津製作所河原町旧本社)の設計監修と同じ建築家、武田五一が設計顧問を務めた建築です。市役所らしく立派な佇まいに威厳を感じます。
竣工年:1931年(昭和6年)
設計:京都市営繕課(意匠設計:中野進一、監修:武田五一)
所在地:京都市中京区上本能寺前町488
推しポイント①
全体としてはネオ・バロック様式と呼ばれる洋風の建築ですが、全館の内外にさまざまな東洋的なモチーフが施されています。例えば、この塔屋部分についている4本の塔は毛筆を象っているとも言われています。
推しポイント②
このアーチ窓は、イスラム建築からヒントを得た要素と言われています。建物に華やかさが加わっていますね。
本日のモダン建築推しポイントの紹介はここまで。ぜひこのブログとモダクロアプリを片手にモダン建築をめぐる「推し活」に出かけてみてはいかがでしょうか?
来月は、中之島・北浜コースに登場する建物をご紹介します。ぜひお楽しみに。
また、各SNSでもモダクロの情報を続々公開中!SNSによって違った表情のモダクロが見られるかも?こちらもぜひチェックしてください。
→ X(旧Twitter) ▶︎ @modakuro_PR
Instagram ▶︎ @modakuro_pr
Facebook ▶︎https://www.facebook.com/modakuro
TikTok ▶︎ @modakuro_pr