みなさんこんにちは!
本日もモダクロ裏話をお届けします。今回は大きな身体に装飾の豪華さが一際目を引く大阪市中央公会堂、辰岡公くんの衣装についてご紹介します。
衣装のポイント
公くんの衣装には、なんと建物の50近い装飾や要素が反映されています。そんな衣装の特徴を、今回は3つご紹介します。
1. 辰野式建築の意匠
公くんの大きな特徴は、言わずと知れた辰野式建築であること。
同じく辰野式建築である京都の辰長 三銀くん(京都文化博物館 別館)ともお揃いの赤煉瓦に白ストライプのデザインのコートを着用しています。京都文化博物館は四角い印象な一方で、大阪市中央公会堂は大きなアーチ窓や角部分などの曲線が見られることを意識して、2人のコートもシルエットが大きく異なります。
さらに2人は互いに辰野金吾の眼鏡をモチーフにしたアクセサリーを身につけているという特徴も。
他にも、大阪市中央公会堂はこのような外観でありながら内部には日本の神話をモチーフにしたものが見られるため、公くんもコートの内側には袴を組み合わせたような衣装になっています。
2. 「市民に開かれた建築」
建設にあたり、多額の寄付を行なった岩本栄之助は、母の「誰にでも機嫌よく使ってもらえるものを」とのアドバイスがあって公会堂建設を決定したと言われています。
そのような常に「市民に開かれた建築」という想いを反映するため、コートにはボタンが存在せず、開かれたイメージを表現しています。
3.文化・芸術の拠点
大阪市中央公会堂は、大阪のシンボルとして愛されてきました。そのため、誰が見ても「大阪市中央公会堂」とわかるように、を根底に据えて衣装が作成されました。
さらに、コート・ジャケット・ベストと衣服を重ね、重厚で風格ある装いにすることで公くんの「大阪の顔」としての自信を表しています。加えて、ストールやアクセサリー、飾り布や腰飾りなどを豊富に取り入れることで華やかな文化・芸術の場であることを演出しています。
衣装の秘密
ベレー帽の飾りに使われているのは屋根上の神像のモチーフ。実際の神像と見比べてもどこが表されているのか分からないと思うかもしれません。
実は、元々神像の下書き段階では描かれていたものの実際には制作されなかった澪標と葉冠をモチーフにしています。そこへ2柱の持ち物である「ケリュケイオンの杖」と「アイビスの盾」を組み合わせたエンブレムになっているため、実際の神像とは雰囲気が違っているんです。
神像の下書き段階にあった澪標と葉冠には大阪の商工業の発展を願う意味があり、同じくエンブレムにもその願いを込めています。
最後に
以上、今回は辰岡公くんの衣装についてご紹介しました。今回で全てのモダクロキャラクターたちの衣装の裏話をご紹介しました。ぜひモダン建築とタテモノたちをじっくり見比べてみてくださいね。
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