みなさんこんにちは。新しい年も明け、3週間が経とうとしていますが、いかがお過ごしでしょうか?
新年を迎えたということで、こちらのスタッフブログでも新しい企画でモダン建築を盛り上げていければと思います。本日から毎月、モダクロアプリ内で巡るモダン建築たちの、「ここが推せる!」という魅力、すなわち推しポイントをご紹介していきます。よりモダン建築を身近に、そして好きになっていただけると嬉しいです。
今回は北船場①コースに登場する建物の「推しポイント」をどんどん探っていきます!
①大阪市立愛珠幼稚園
愛珠幼稚園は日本に現存する最も古い幼稚園。幼稚園らしからぬ佇まいに見えますが、随所に園児のための工夫が凝らされている建築です。今も園児たちが通っていますので訪れる際は迷惑にならないようご配慮ください。
竣工年:1901年(明治34年)
設計:伏見柳(保母/原案)、中村竹松(設計)、久留正道(指導)
所在地:大阪市中央区今橋3-1-11
推しポイント①
ビル街の中にひっそりと佇む荘厳な武家屋敷。まるでここだけ時間が止まっているかのような気分になります。
推しポイント②
実は幼稚園だとは外観からは想像できませんね…!建物の内部に凝らされている幼稚園ならではの工夫についてはモダクロアプリで知ることができますのでぜひ訪問される際は聴いてみてください。
②旧緒方洪庵住宅(適塾)
江戸末期に蘭学者・医師として活躍した緒方洪庵の住居兼、蘭学を教える「適々斎塾(適塾)」として 使われていた建築です。現在は大阪大学適塾記念センターとして一般公開されています。見学に当たっての詳細は公式HPまで。
竣工年:江戸末期
設計:不詳
所在地:大阪市中央区北浜3-3-8
推しポイント①
この町屋建築の西側の公園には、緒方洪庵の像があります。歴史の教科書でも必ず登場する歴史的人物ですよね。戦争の被害を幸運にも免れ現存する町屋建築は大阪の都市部では貴重です。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
推しポイント②
適塾は一般公開されており中に入ることもできます。福沢諭吉など日本の近代化に貢献した人材を排出し、当時の塾生で賑わっていた時代に想いを馳せてみるのもいいですね。
③高麗橋ビル
赤レンガと白いストライプが有名な「辰野式建築」の建物です。 華やかな赤レンガがオフィス街に映える建築です。
竣工年:1912年(明治45年)
設計:辰野片岡建築事務所
所在地:大阪市中央区高麗橋2-6-4
推しポイント①
辰野式建築の特徴の一つである赤レンガに白い花崗岩のストライプが施された建築です。窓の形も相まってとても高級感がありますね。
推しポイント②
交差点に面しているこの建物ですが、この角部分、何か違和感がありませんか?入口にしては少し凹んでいるような…。この秘密はモダクロアプリで、このビルの兄弟である公くんから聴くことができます!
④日本基督教団浪花教会
昭和に木造から鉄筋コンクリートに建て替えられた教会建築。 ゴシック様式の特徴を持つプロテスタント教会です。礼拝やコンサートが定期的に行われています。見学のみの希望は浪花教会HPを参照してください。
竣工年:1930年(昭和5年)
設計:ヴォーリズ建築事務所(設計指導)、竹中工務店(設計)
所在地:大阪市中央区高麗橋2-6-4
推しポイント①
オフィスビル街に建つゴシック様式の建築。ゴシック建築の特徴である「尖頭アーチ」や「バットレス」が見受けられます。
推しポイント②
なんと、先ほど紹介した高麗橋ビルとお隣にある建築。モダン建築が隣り合っているのは貴重です。大阪市のプロムナード整備によって設置されたレトロな雰囲気のガス塔も相まって、この通りだけタイムスリップしたような雰囲気が楽しめます。
本日のモダン建築推しポイントの紹介はここまで。ぜひこのブログとモダクロアプリを片手にモダン建築をめぐる「推し活」に出かけてみてはいかがでしょうか?来月も、北船場①コースに登場する建物をご紹介します。ぜひお楽しみに。
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