みなさんこんにちは。
今月も、前回に引き続き、北船場①コースに登場する建物の「推しポイント」をどんどん紹介していきます!
⑤武田道修町ビル
京都府庁旧本館や京都ハリストス正教会を手がけた松室重光氏が設計し、製薬会社のビルとして誕生した建築です。 シンプルなタイルに西洋建築の装飾と、当時の街並みの中でも時代の一歩先を行くモダン建築でした。
竣工年:1928年(昭和3年)
設計:松室重光
所在地:大阪市中央区道修町2-3-6
推しポイント①
壁が一段下がっているところは実は増築部分。覆い被さるように増築することで、違いがわからないほど違和感なく溶け込んでいます。
推しポイント②
全体的に茶色のタイルでシンプルに仕上げられていますが、元玄関である一部分のみに西洋建築らしい意匠が施されています。この西洋建築らしい意匠は、設計者である松室重光氏が得意なスタイルです。
⑥大阪ガスビルディング
御堂筋の拡幅工事が進められ大阪のメインストリートになりつつあった頃に、大阪ガスの本社として建てられた、御堂筋で一際目立つ建物です。当時の“新エネルギー”であったガス事業の拠点となりました。
竣工年:南館:1933年(昭和8年)、北館:1966 年(昭和41 年)
設計:安井武雄(南館)、佐野正一(北館)
所在地:大阪市中央区平野町4-1-2
推しポイント①
交差点で存在感を放つ建物。角部分の緩やかなカーブが個性的で存在感を放っています。
推しポイント②
当時の“新エネルギー”であったガスの使い方や便利さを発信する目的でも作られたガスビル。1階のショーウィンドウには屋根が設置され、足を止めて立ち寄ってもらえる工夫がされています。
⑦芝川ビル
レストランや喫茶店、ブティックやセレクトショップも入るおしゃれなテナントビル。大阪でも珍しい、マヤ・インカ風の装飾が特徴的な建物です。リンクキャラクターは五乙女芝蘭くんです。
竣工年:1927年(昭和2年)
設計:澁谷五郎(基本計画・構造設計)、本間乙彦(意匠設計)
所在地:大阪市中央区伏見町3-3-3
推しポイント①
フロアごとに異なる床のタイルがおしゃれで、細かなこだわりを感じます。テナントビルなので自由に出入りができますが、建物見学のみでの訪問はご遠慮ください。素敵なお店がたくさんありますのでお買い物しながらじっくり建物の雰囲気を感じてみてくださいね。
推しポイント②
建物のあちこちで見られる、マヤ・インカ風の装飾。不思議で珍しいものがたくさんなのできっとお気に入りの装飾が見つかるはずです。不思議な世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
本日のモダン建築推しポイントの紹介はここまで。ぜひこのブログとモダクロアプリを片手にモダン建築をめぐる「推し活」に出かけてみてはいかがでしょうか?来月は、三条通コースに登場する建物をご紹介します。ぜひお楽しみに。
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