みなさんこんにちは。

本日のモダクロ裏話では、生駒ビルヂングのキャラクター、大駒宗生くんの衣装について詳しくご紹介していきます。時計塔が特徴的な彼ですが、衣装には他にも建物内外の意匠モチーフがたくさん詰め込まれています。

衣装のポイント

宗生くんの衣装にはおよそ30の建物の要素や装飾が反映されていますが、ここでは2つのコンセプトをご紹介します。

1. 親しみやすいモダン・ビルディングらしさ

竣工当時、周囲にクラシカルな建物が建ち並ぶ中、生駒ビルヂングのアール・デコ様式を用いたカジュアルなデザインは親しみやすさに加え、時代を象徴するモダンなデザインでした。このような特徴から、服装の基本形を1930年代の男性に見られるゆったりしたシルエットのサックススーツ風に。かっちりしすぎない親しみやすさを表現しました。

2. 「頼もしい味方」としての生駒時計店らしさ

生駒時計店は、保証期間が過ぎた商品の修理のために遠方に駆けつけるなど、長年お客様に寄り添った事業・サービスを展開しています。そのような頼れる存在であるということを衣装に反映しています。直立時は大ぶりなジャケットで頼もしさを演出し、動作時には軽快で躍動感のある印象をもたせ、すぐに駆けつける行動力がある様を表現しています。

衣装の秘密

生駒ビルヂングを表現するポイントが隅々まで込められている宗生くんの衣装。2つのポイントをご紹介します。

勇猛な鷲のイメージ

生駒ビルヂングの玄関やアーチ窓の上には鷲の石像があります。これは竣工時に勇ましく時代に向かっていく意気込みをこめて設置されたもの。その想いから、宗生くんの凛々しい目元や、コート後ろに鷲の羽をイメージした模様、シャツの背面裾に尾羽をイメージした装飾を施しています。

シンボルである時計

生駒ビルヂングといえば時計。シンボルの時計塔だけでなく、生駒時計店の店内に残る時計や、当時のカタログに掲載されていた時計などを衣装に取り入れています。全部で4箇所の時計が衣装内にモチーフとして散りばめられています。

最後に

以上、大駒宗生くんの衣装についてご紹介しました。次回はとうとうタテモノたちの衣装紹介編ラスト。公くんの衣装紹介をお楽しみに!

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