みなさんこんにちは。
今月も、前回に引き続き三条通コースのモダン建築をご紹介してまいります。
⑥京都文化博物館 別館(旧日本銀行京都支店)
元銀行建築としての威厳を保ちつつ、現在は博物館として活用されている建物です。国の重要文化財にも指定されている見応えと迫力満点の赤レンガ建築です。こちらのリンクキャラクターは辰長三銀くんです。
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竣工年:1906年(明治39年)
設計:辰野金吾・長野宇平治
所在地:京都市中京区菱屋町48
推しポイント①
赤レンガに白ストライプ、塔のある青銅の屋根が辰野式建築らしい特徴。西洋の雰囲気と重厚感がたっぷり。日本銀行の京都支店として建設されたため、とても豪華な佇まいです。
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推しポイント②
鮮やかな外観と反して、内装はシックな雰囲気。銀行として使われていた名残がある元営業室(現在は展覧会や音楽会で使用されるホール)は、まるでファンタジーの世界に入り込んだような空間です。
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⑦旧日本生命京都支店(現TSUGU京都三条 by THE SHARE HOTELS)
現在はホテルとしてリノベーションされている、スタイリッシュな印象の建物です。
竣工年:1914年(大正3年)
設計:辰野片岡建築事務所
所在地:京都市中京区桝屋町75
推しポイント①
建物の東部分と西側の壁を残し、その他の部分は現在は改築されています。新しい部分も壁の色が揃えられ、うまく調和しています。こうして貴重なモダン建築が保存されていくのは嬉しいことですね。
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推しポイント②
セセッション様式の特徴である幾何学模様の装飾が至る所に。垂れ下がるような丸の装飾が可愛いですね。
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⑧SACRAビル
元不動貯金銀行の京都支店として建てられ、どっしりした雰囲気が特徴の建築。現在は内装がおしゃれにリノベーションされ雑貨店や美容院などが入居するビルになっています。
竣工年:1916年(大正5年)頃
設計:日本建築株式会社
所在地:京都市中京区中之町20
推しポイント①
建物の上部分と下部分でタイルや石の貼り方が変えられており、細やかな工夫がされています。建物の下部分に大きめの石が使われていることで建物の重厚感が一層増しています。
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推しポイント②
幾何学模様の装飾や、あえて荒い石が随所に使われている箇所があるなど、デザイン性の高さが魅力的です。SACRAビルを訪れた際には、ぜひよく目を凝らして見てみてください。
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⑨家邊徳時計店
レトロな赤レンガが目を引く、日本最古の時計貴金属卸商の店舗兼住宅として使用されていた建物です。現在はアパレルショップが入居していますよ。
竣工年:1890年(明治23年)
設計:不詳
所在地:京都市中京区中之町27
推しポイント①
大きなアーチ窓や、2階の壁から下がった大きな装飾などは、本来であれば建築様式のルールから外れている装飾なのですが、それがこの建物の個性を生み出しています。まだ西洋の建築技術が浸透していない頃に、日本の伝統的な大工技術を駆使して西洋建築を実現しようとした結果、誕生した擬洋風建築なのです。
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推しポイント②
レトロさ満点の赤レンガ造りの壁が街中で目を引きます。古い剥き出しのレンガも味があって素敵ですね。
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⑩1928ビル
元大阪毎日新聞社の京都支局であり、現在は劇場やギャラリーが入居する、文化の拠点になっています。
竣工年:1928年(昭和3年)
設計:武田五一
所在地:京都市中京区弁慶石町56
推しポイント①
色々な建築様式が組み合われていることが特徴の建築です。窓のひさしで建物の横のラインを強調するデザインは、近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトに影響を受けたものだと言われています。
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推しポイント②
星型の窓や大ぶりな幾何学図形が施されたポップな外観が特徴的。この可愛らしい装飾についてはモダン建築クロニクルのアプリで詳しくご紹介しているので、ぜひ聞いてみてくださいね。
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本日のモダン建築推しポイントの紹介はここまで。ぜひこのブログとモダクロアプリを片手にモダン建築をめぐる「推し活」に出かけてみてはいかがでしょうか?来月は、祇園コースに登場する建物をご紹介します。ぜひお楽しみに。
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