みなさんこんにちは。

本日は、岡崎コースの建築の推しポイントをご紹介いたします!岡崎は美術館や図書館などが集まる京都の文化エリアです。

観光地が多いので、モダクロアプリと一緒に歩くだけで京都観光がばっちりできますよ。モダクロでご案内するコースの中でも比較的長い道のりになるので、適宜休憩をとりながらまち歩きを楽しんでくださいね。

①旧御所水道ポンプ室

明治時代に、京都御所に琵琶湖疏水の水を運ぶために造られた、皇室にゆかりある格式高い建築です。

基本情報

竣工年:1912年(明治45年)
設計:片山東熊、山本直三郎
所在地:京都市山科区日ノ岡夷谷町17-5他

推しポイント①

観光地に囲まれる場所ですが、緑に囲まれひっそりとした独特の雰囲気が魅力の場所です。建物の中に入ることはできませんが、大津と蹴上を結ぶ琵琶湖疏水船に乗れば間近で建物を見ることができます。

推しポイント②

ポンプ室のそばにある水路の門も、皇室ゆかりの建築のため格式高いデザインで設計されています。

②蹴上インクライン

琵琶湖から荷物を運んできた船を台車に乗せ、線路を使って運んでいた、傾斜鉄道の名残の線路が残っています。

基本情報

竣工年:1891年(明治24年)
設計:田邊朔郎
所在地:京都市東山区東小物座町339

推しポイント①

インクライン中間の線路の下に通る「ねじりまんぽ」。内部に入ると、天井がねじれて見える、不思議なトンネルです。

推しポイント②

インクラインの線路跡はその上を歩くことができます。季節によって様々な景色が見られますが、春は特に線路沿いの桜が見応えたっぷり。毎年多くの観光客が訪れます。

③南禅寺 水路閣

琵琶湖疏水の水を京都の北側へ流すために、南禅寺の敷地内に建てられた水道橋です。

基本情報

竣工年:1888年(明治21年)
設計:田邊朔郎
所在地:京都市左京区南禅寺福地町

推しポイント①

橋中央の白い円形の装飾や、アーチを並べたようなデザインなどが特徴で、ローマの水道橋のような風格ある水路となっています。

推しポイント②

寺院の境内に西洋的な構造物が造られるのは珍しいことでしたが、時代とともに風景に馴染み、現在ではとても人気のフォトスポットとなっています。

④南禅寺界隈別荘庭園群・無鄰菴
(旧山縣有朋京都別荘)

大きな庭園が有名な、山縣有朋の京都の別荘です。庭園には琵琶湖疏水の水が引き入れられています。

基本情報

竣工年:1898年(明治31年) 
設計:新家孝正(洋館)
所在地:京都市左京区南禅寺草川町31

推しポイント①

ここはかつて伊藤博文や山縣有朋などが集い、日露の外交について話し合った場所。その洋室がこの建物の2階に残っています。

推しポイント②

無鄰菴は「庭を楽しむための別荘」。敷地内には大きな庭園があり、現在も素晴らしい景色を楽しむことができます。入場人数を限定した公開となっていますので、訪れる際は公式HPをチェックしてくださいね。

⑤藤井斉成会有鄰館 第一館

実業家・藤井善助が中国美術コレクションを展示するために建てた、武田五一設計の私設の美術館です。

基本情報

竣工年:1926年(大正15年)
設計:武田五一
所在地:京都市左京区岡崎円勝寺町44

推しポイント①

建物全体は左右対称がベースになっていますが、玄関の照明が右側にしかない、バルコニーが片側にしかないなど、細部のデザインがアンバランスであることが特徴です。

推しポイント②

屋上の八角堂も、藤井のコレクションの一つ。北京の紫禁城から持ってきたそうですよ。

本日のモダン建築推しポイントの紹介はここまで。ぜひこのブログとモダクロアプリを片手にモダン建築をめぐる「推し活」に出かけてみてはいかがでしょうか?

来月も、岡崎コースに登場する建物を引き続きご紹介します。ぜひお楽しみに。

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